近年、子供達にも肥満、高コレステロール血症が、急増しており、5人に1人は生活習慣病予備軍と考えられている状態です。小児の肥満は昭和30年代後半に比べるとその頻度は3倍にもなっています。また小児の総コレステロール値も年々上昇しており、20歳以下の日本人若年者の血清総コレステロール値はアメリカのその平均値を既に上回っています。 |
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子供の肥満は、肥満度{(児の体重―身長に対する標準体重)_}/標準体重×100}を基準にしています。肥満度20%以上が“肥満”ということになります。小児の肥満のうち、幼児期以後の肥満は互いに連続しており、予後不良な思春期肥満につながっていく可能性が大です。すなわち、思春期に太っている子供は、中年以降の生活習慣病の有病率が、肥満でない子供に比べて増加すると言われています。子供の肥満は決して軽く見てはいけません。 |
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